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2025/05/01インプラント治療後のメンテナンス
インプラントのメンテナンスが必要なその理由とは

インプラント治療後にメンテナンスが必要な理由は主に以下の2点です。
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インプラントの寿命が延びやすくなる
インプラントには歯根膜がないため、天然歯に比べて大きな力がかかります。そのため、噛み合わせが合っていないとインプラントの破損につながるのです。定期的にメンテナンスを受けて噛み合わせを調整してもらうことは、インプラントの寿命が延びることにつながります。
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インプラント歯周炎のリスクを軽減する
インプラントには歯根膜がないため、天然歯に比べると感染症を引き起こすリスクが高い状態です。また、インプラント歯周炎は、自覚症状があらわれにくく、進行速度が早いという特徴があります。そのため、メンテナンスを受けて口腔内の清掃状態を確認してもらい、インプラント歯周炎のリスクを抑えることが大切です。
インプラントのメンテナンス方法

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定期検診による状態の確認
インプラントのトラブルを予防するために、口腔内の状態を確認します。また、インプラントを埋め込んだ骨の状態の確認も必要です。 場合によっては歯垢や歯石の除去、噛み合わせの調整、ブラッシング指導などを行うことで、インプラントを長持ちさせるよう努めます。基本的にインプラントの定期検診は、保険適用外で費用相場は5,000円前後です。 -
セルフケアで出来ること
インプラントを長持ちさせるためには、歯科医院で受ける定期的なメンテナンスに加え、ご自宅でのセルフケアが大切です。 歯を一本ずつ丁寧にブラッシングしていき、歯ブラシが届きにくい部分はフロスを使って清掃するようにしてください。
メンテナンスはどこの歯科医院でも大丈夫?

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基本的には手術を受けた医院でメンテナンスを
インプラント手術を受けた歯科医院で、メンテナンスを受けるのが理想的です。口腔内の状態を把握しており、適切なメンテナンスを受けられるからです。また、トラブルが起きたときに保証期間内なら無償で治療を受けられる可能性もあります。 -
やむを得ず引っ越す場合
やむを得ず引っ越す場合でも、引っ越し先から通院できる歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける必要があります。 しかし、使用したインプラントメーカーと同じ種類を使用していない歯科医院では、トラブルが起きたときに適切な処置を受けられない可能性があるので注意が必要です。 引越し前に、歯科医師に使用したインプラントメーカーや種類などを確認しておいてください。可能ならば、歯科医師に紹介状を書いてもらい、メンテナンスを受ける歯科医院の選び方などのアドバイスをもらうようにしましょう。
まとめ
インプラント治療後のメンテナンスは、インプラントの寿命を延ばすためには必須です。もし、引っ越してこれまでの歯科医院に通院が出来なくなってしまったとしても、転居先で歯科医院を探しメンテナンスを受けるようにしてください。
インプラントやメンテナンスなどについてのご質問がある方は、当院みさきデンタルクリニックまでご相談ください。