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2025/07/01これって大丈夫?インプラントで痛みが発生した場合
インプラント治療を受けようと考えているけど、痛みが不安で躊躇しているという方は少なくありません。そこでこのブログ記事では、インプラント治療に伴う痛みの原因や対処法についてご紹介します。
インプラント手術中

インプラント手術は麻酔をして行うため、基本的に手術中に痛みを感じることはありません。強いてあげるとすれば以下の3つです。
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麻酔するために針を刺すとき
対処法:表面麻酔をしてから針を刺す
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麻酔の効きが浅いとき
対処法:麻酔を追加する
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麻酔が切れたとき
対処法:麻酔を追加する
痛みに弱い方は、針を刺す前に表面麻酔を行い痛みを感じなくすることが可能なので、事前に伝えておきましょう。
麻酔の効き方、痛みの感じ方には個人差があります。そのため、同じ量の麻酔を注入しても、麻酔の量が足りない、手術中に麻酔が切れてしまうという方もいます。手術中に痛みを感じたらすぐに伝えてください。麻酔を追加してから手術を再開します。
インプラント手術後

インプラント手術後に痛みを感じる原因と対処法は以下のことが考えられます。
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麻酔が切れたことによる手術部位の痛み
対処法:痛み止めの服用
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術部を刺激したことによる痛み
対処法:食生活や生活習慣を気をつける
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感染症
対処法:ラッシング指導
麻酔が切れると手術を行ったことによる痛みが出やすいため、痛み止めが処方されます。この痛みは、一般的に2〜3日、長くても1週間程度で収まるものです。
術後1週間程度は術部を刺激しないように、硬いものや刺激が強いものを食べるのを控え、運動や入浴、歯磨きなどに気をつける必要があります。
術後に適切な歯磨きができずに口の中を不衛生にしていると、感染症による痛みを感じる可能性があります。術部に痛みや違和感を感じたら、様子をみるのではなくできるだけ早く歯科医院に行き、適切な処置を受けてください。
人工歯装着後

人工歯装着後の痛みの原因と対処法として以下のことが考えられます。
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噛み合わせ不良
対処法:人工歯の交換や調整
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インプラントと顎の骨の結合が不十分
対処法:再手術
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インプラントの破損
対処法:交換
人工歯装着後に痛みを感じた場合、人工歯の交換や調整をする必要があります。我慢をしたり様子をみたりするのではなく、できるだけ早く歯科医院に連絡して適切な処置をしてもらいましょう。
数年後に痛む場合

インプラント治療をした数年後に痛みを感じる原因と対処法は、以下の通りです。
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インプラント周囲炎
対処法:歯周ポケット洗浄、投薬治療、ブラッシング指導など
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人工歯を固定しているネジのゆるみ
対処法:ネジの締め直し
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噛み合わせ不良
対処法:噛み合わせ調整
インプラント周囲炎の治療は、インプラント周囲の歯石の除去や歯周ポケットの洗浄、抗菌薬の投与、ブラッシング指導などです。また、進行している場合は外科的処置を行う場合もあります。
人工歯を固定しているネジがゆるんでいた場合は締め直します。
摩耗等が原因で噛み合わせ不良になっていた場合は、適切な噛み合わせになるように調整が必要です。
まとめ
インプラントで痛みが発生した場合は、できるだけ早く適切な対処をすることが重要です。痛みを感じたら我慢せずに歯科医院に相談しましょう。インプラントのトラブルを予防するために、忘れずに定期検診を受けましょう。
インプラントの痛みなどトラブルが起きたときは、吉塚駅から徒歩分のみさきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。お悩みを解決するために、適切な指導・処置をいたします。